大洋酒造 株式会社

　「酒粕を入れたら（旨くて）戻れない」という越後村上手前味噌造り口頭伝承の技をもとに、味噌仕込み時に厳選した新潟県産大豆、蔵人栽培の酒米を使用した米麹とともに、大洋盛の酒粕を入れ、丹念に醸した越後味噌です。
　村上は岩船産コシヒカリと良質な酒米の産地として知られ、毎年田植えが終わる晩春初夏になると味噌の仕込みが行われます。
　古くから醸造の町として栄えた越後國の城下町村上。かつて村上には幕末の頃で五十を超える酒蔵が軒を連ねていました。
　時を経て、終戦を目前とした1945年5月、戦時統制の元に当時酒造りをしていた14蔵が合併し、大洋酒造となり、清酒大洋盛は産声を上げました。
　当製品の醸造元である、野沢食品工業は18世紀中頃に船宿・廻船を生業に、屋号「米沢屋」として創業、時代にもまれながら酒造業をはじめました。当初は酒蔵合併に加わったものの、其の後に転業の道を選び、酒造りの技を生かした味噌醤油醸造蔵として歴史を刻んでまいりました。
　醸造家として異なる道を歩んだ酒蔵と味噌蔵が、いま再び手を携え醸造の未来を想い描きます。

名称：味噌加工品
原材料名：大豆（新潟県産）、米（新潟県産）、食塩、酒粕／酒精
保存方法：高温多湿、直射日光を避けて保存

野澤食品工業株式会社 謹醸

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